小説を書き続けたい、と望んでいた以上のものを見つけました。
転機は17歳。当時46歳の母が子宮体癌を患いこの世を去りました。14歳から趣味で小説を書いていた私は、母の死を綴ったノンフィクション小説を執筆。その作品が友人、知人のみならず周囲の大人からも評価されたこと機に、小説家を本気で志したのです。
しかし、現実は厳しく、高い壁が私の前に立ちはだかります。
考え方を変えた私は、書店に並ぶような大衆向けの作家を狙うのではなく、個人を対象にした作家を目指すようになりました。
小説ならではの表現を用いて、一個人が経験する人生の物語を言葉にするサービスを考案。自分史のような集大成を描くのではなく、結婚、出産、起業、死といった人生のターニングポイントごとに焦点を当てたもの。また、イベント毎に限らず、経営者、アスリート、アーティスト、アイドル、芸術家、会社員、学生といった生き方そのものにも。
そうして、多くの人のストーリーを聞いていくうちに、私は一人ひとりの生きた証を後世に伝えていくことが、自分の役割だと感じるようになったのです。
誰かが記そうとしなければ、その人の想いや生き様は、どこにも記録されないのです。記録されなければ、誰の記憶にも残りません。紡がれた愛すらも。
それに気づいたとき、私は小説という表現にこだわることを辞めました。
届けたい大切な相手に、ストーリーを伝えていく。人でも、会社でも、物でも。
それが、株式会社ライフストーリーの使命です。
株式会社ライフストーリー
代表取締役 築地隆佑