言語化──と聞くと、苦手意識を持つ方が意外と多くいます。
小学生から国語は習ってきたはずなのに、日本語を多く知っているはずなのに
なぜ苦手という人が多いのか。それは、
自分の考えをアウトプットする習慣がほとんどなかったから。
学生の頃を思い出してみてください。
国語の授業で習ったのは
①漢字や言葉、熟語の読み書き
②漢文、古文
③随筆文や小説を読んで筆者の考えや内容を問う
ざっくり分けるとこれくらいではないでしょうか。
特に、③は嫌いだった人が多いと思います。
個人的には国語は、必ず本文中に答えがある
と教わっていたので、比較的得意な科目でした。
日本人のほとんどが、何年も習ってきた国語の授業ですが自らの考えを言葉にして書き起こす機会ってほとんどありませんでした。
ただ、中にはもしかしたら
オリジナルの小説を作ってみましょう
という宿題を与えられた人もいたかもしれません。とは言っても、せいぜい1年に1回あるかないか。
あとは、夏休みで出される定番の宿題──読書感想文ですね。
ほとんどの人が嫌いだったっていう人が多いのも
・どう思ったか?
・何を感じたのか?
・どうやって伝えればいいのか?
を言い表す習慣がなかったことが要因な気がしています。
では、具体的に
どうすれば言語化が得意になるのか?
いくつかやり方はありますが、一番簡単な方法は
周りの人からフィードバックをもらうことです。
言語化とは、自分が考えている事柄を正しく相手に理解してもらうこと。
聞いてもらった相手に
「意図していることが伝わったか?」
「疑問に思うことはなかったか?」
「もっとうまい言い方があれば教えて欲しい」
など客観的な目線でのフィードバックをもらいましょう。
そうすれば、何を伝えればいいか、どんなことを話せばいいのか少しずつ整理されて行きますので
まずは身近なご家族に対して、もしくは信頼できる
ビジネスパートナーに協力していただきましょう!